生息状況と保護
現在、野生下に生息しているレッサーパンダは、わずかに5000~7000頭程度と推測され、レッドデータブックでは絶滅危惧種(EN)に指定されています。
ワシントン条約(絶滅の恐れのある野生動植物の種の国際取引に関する条約)においても、絶滅の恐れがあり、取引により影響を受ける種であるとして、附属書Ⅰに記載されています。
この附属書Ⅰに記載された種の取引には、厳しい制限が設けられています。商業目的のための国際取引は全面的に禁止され、学術目的の取引にも輸出国、輸入国双方の政府の発行する許可証が必要となります。
レッサーパンダの生息数の減少は、森林伐採や農地拡大などの影響で、その生息域が急激に縮小していることに起因しています。
現在、全世界で約750頭、日本国内で約250頭のレッサーパンダが飼育されています。つまり、世界で飼育されているレッサーパンダの1/3が日本の動物園・テーマパークにいるということになります。
日本の動物園は、この希少な動物を、飼育、繁殖する大きな役割を担っていると言えるでしょう。
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